映画

ウルトラマンティガウルトラマンダイナ
〜光の星の戦士たち〜

超巨大植物獣「クイーンモネラ」、宇宙植物獣人「モネラ星人」
宇宙有翼骨獣「ゲランダ」、電脳魔神「デスフェイサー」登場
-1998年3月公開-


結局4回見てしまいました(笑)
この映画は、凄いです。熱いです。
ティガやダイナで描かれてるのって決して「超人」のショーなんかでなく
他でもない「人間」のドラマなんですよね。だからこそこんなにも心に響くんですよねえ・・・
そのドラマを支える映像、特撮も最高レベルで魅せてくれます。
はっきりいって子供向けではないですね(笑)
実際親子連れで見にきた人達も映画が進むに連れ親の方が静かになって真剣に見入ってる様な
雰囲気がありました。それに「あ、ほら隊長さんだよ」とか「あ、レナちゃんだよ!」とか
親へのティガの浸透度が高いのが驚き(笑)

ただ、この映画で出現するティガは「人々の希望」の結晶がティガという形で現れたという事で
ティガとは「似て非なるもの」だと、私個人としては考えています。
ウルトラマンティガは、ダイゴであるからこそティガだったと思いたいんで。

「人間は独りじゃない」ってのが2作品の根底に共通して流れるテーマですね
独りで闘える、独りで勝てると思い込んでいたアスカは敗北する。
そして
アスカは知る、ティガを支えた大勢の人々、仲間、そしてレナ・・・
「こんなにたくさんの人の光が、ティガと一緒に闘っていたのか・・・」
そして自分の中にも・・・
自分に足手纏いだと言われながらもアスカを助けたくて重傷を追ったマイ、ヒビキ隊長の言葉、
そしてダイナが倒れた後もあきらめずに戦い続ける仲間達、そして人間の勝利を信じるたくさんの人々・・・


戦いを終えて夕日の中向き合うダイナとティガ
ティガの美しさを再確認。ダイナもいい面構えになってきたけど
やはりティガはあまりにも美しい・・・
そして、光になってゆくティガ・・・もうその姿を見る事はないのだろうか
2つの光が一つになってアスカに流れ込む
ティガの光を受け継ぐもの・・・
「光を継ぐもの・・か」
「いい部下をお持ちですね」イルマの言葉に
ほこらしげに「はい!」と答えるヒビキ隊長のススまみれの笑顔が最高でした。

そしてこの映画、音楽の効果も絶大でした。TV版を迫力あるアレンジで組曲に、
更に後半ティガが絡んでくるとティガ音楽の旋律が混じってくる、まさに絶妙の完成度!
サウンドトラックも超オススメです。

劇場で見れなかった人もビデオが出たらぜひ!見て下さい!


映画

ウルトラマンティガ&ウルトラマンダイナ&ウルトラマンガイア
〜超時空の大決戦〜

最強合体獣「キングオブモンス」、骨翼超獣「バジリス」
巨大顎海獣「スキューラ」、巨大異形獣「サタンビゾー」登場
-1999年3月公開-


「超時空の大決戦」ってタイトルを知った時から正直、あまり期待はしてませんでした
いや、ティガ、ダイナとガイアが共演すると知った時からでしょうか
世界観の違う2作品の共演に”超時空”と聞けばネタはバレたも同然(笑)
これ、やってしまったらもう何でもありじゃないですか。それじゃ
ティガが過去のウルトラシリーズの呪縛をばっさりと切り捨てた意味がないじゃない?
だってこれじゃウルトラ兄弟が出てきてもおかしくはない訳です、この映画。
ティガ、ダイナ、ガイアの夢の共演を子供達へ、みたいな事がパンフに書いてありましたが
ならこの世界が「ガイアがTV放映されてる世界」って描き方はどうなんでしょう?
それこそ子供達はこの世界のどこかでティガ達が活躍してるんだと思ってるんじゃないでしょうか
ティガに出てきた初代ウルトラマンはあくまでM78から来た宇宙人として描かれていました
(だから初代って言い方もおかしいのですけど)だからこそ単純にティガとマンの共演として良かったし
M78があるのなら他のウルトラ兄弟もあの世界のどこかに存在しているかも、という想像も楽しめました。
いや、娯楽映画としては結構良く出来てると思うんですよ
もともと”パラレルワールド”ってSFで使っちゃうのがどうも好きじゃないんですよね
(七瀬リサ、って名前は「七瀬ふたたび」からかなあ?)
ティガ、ダイナはやっぱりカッコ良いけど、この映画では”それだけ”なんですよね
それが納得いかない・・・これだったら我夢の”夢オチ”のほうが良かったぞう(笑)
BGMが効果的に使われてなかったのも残念。
「よかった探し」をすると
アドベンチャーがカッコ良かった
我夢がお兄さんしてて良かった
同時上映の「M78劇場」が楽しかった

さて、こうなると来年以降の映画がどういった形になるのかが不安
ガイアでTV放送がひと休みとなると、また”超時空”しちゃうかも・・・


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